一言でいうと、ひょうたん型の短冊(絵馬)です。
千鳴りひょう短冊という名前は、古来より縁起が良い"千成り"びょうたんと、"ひょうたん"の形をした"短冊"との合わせ言葉にし、
かつ、たくさんの鈴が鳴って("千鳴り")、願いや想いがより届くようにとの願いを込めたものです。
「神は人の敬(うやまひ)に依(よ)りて威(い)を増し、人は神の徳に依(よ)りて運を添(そ)ふ」という言葉があります。
(鎌倉時代の法律「御成敗式目」の第一条)
意味は、「神様は、人が神様を敬う真心によってそのご神威の力が増していき、人は、神様のそのご神威(ご神徳)によって運が開かれていく」。
多くの人が神社にお参りして神様を敬えば敬うほど、その神様の力が強くなり、後にお参りした人々も、その大きなご利益に与れるということ。
つまり、あなたがお参りすることは、自ずと、誰かのために施していることになる、「奉仕」「恩送り」していることになるということです。
たくさんのひょう短冊が掛けられ、たくさんの鈴が鳴ること(=千鳴り)によって、みんなの願いや想いは、より神様に聞き届けられる。
「誰かのために」という心は、あなたを、そしてこの世界を変えていきます。